ダブルオードリ竜


ガンスタさんに変なの投稿してきた!

まぁ、ダブルオーダイバーが安売りされてるの見て不憫に思ったのと、一目見て「グレンラガンかな?」と思ったちゅーネタを更に練りこみ、リク君のGNドライブと光の翼のダブル特徴に対抗するには螺旋エネルギーだけでは不安だからドラゴンでもつけっかー、前にこさえたこともあるし!

で、途中からドラゴン作りに熱中したである。

毎回思うが、なんでこんなトンチキな形からドラゴンが作れるのか、甚だ疑問である。

前回のは龍の子太郎モデルなので目玉が無い(太郎育てる為にかーちゃんは眼をくりだして与えてしもたんじゃ…詳しくは龍の子太郎をググろう!)訳ですが、今回はちゃんと目玉を入れよう、そして目玉をなんか良い感じに見せる為に透明プラで作ろうとか綿密に計画立てました。というか、割と全力でドラゴン作りにパワー割り振ってます。

つぶらな瞳過ぎないか、なんか可愛くなってねーか? と悩んだりもしました。こぐまのケーキ屋さんの瞳に近い、よーな…

この辺でフレディポーズにする事決定。アングル決めたのでこの方向でなんかこーイカつい感じになれば良いかと覚悟をキメる。後、この辺からネタを隠さずとも誰もこんなもん真似しないべな…(怪獣とかこさえてる人はガンスタさんに来ないだろう)とゆー事でネタバラしに入りました。パテ細工するにしても多分FA Gとかその辺の可愛い作品ぐらいだろうと。まぁキングギドラとか作る人はあんまガンプラに走りませんわな、はっはっは!

ザクッと塗って行く。ヌラヌラ光沢系を狙いつつ、やっぱ普通に塗ったんではインパクトねーよな!とメタルフィギュア方面の塗りを施す方向に舵を切る。

大体完成。塗った後に「これ、本体にトップコート吹いてないじゃん…」と頭を抱えるが、ギガドリルとドラゴンという二大見せたい部分はキチンとしてるからセーフ理論で無視する。この時点でダブルオーさんはドラゴンの台座とゆーかなんとゆーか…

仕込み写真を撮影しておく。ドラゴンのテリと光源方向が一致しない写真を撮影して「テリは塗装表現なんだよ!」オーラを出したが割とスカされて残念無念。

カレーばかり食ってる人に全く別のアフリカ料理(その人物はアフリカ料理を食った事がない)食わせてどうか?と聞いても訳わからないのと同じ様に、メタルフィギュアとか「そーゆーもの」を知らない人にメタルフィギュアとかガンプラとかと全く別のもの見せても分からんよな…と完成してから気づいたりなんかして。(制作過程が楽しかったので良しとする)

テカテカのヌルヌルであり作った本人はかなり満足している。何故この感じでドラゴンさんのフルボディを作らないのか。買うと数千円するから自作したら大儲けなのに!(苦笑)

まぁ、自分で言うのもナンですが、誰も来ない大平原の真ん中に駆け出して大変気分良く作成できました。やれるやれる、ヘーキヘーキ!

このラインで船の船首彫刻(大体半裸の長髪の女性がバインバインな感じの奴)みたいなガンプラこさえてもいーかなーとか思いましたよ…マーメイド砲って、知ってる?(すごい古い漫画ネタ)

35mmクラスフィギュアの作り方


あちこちに記事書いてあるけど、一回まとめておこっか。

1.基本

基本的な流れは上のLink先に書いてある。ぶっちゃけ簡単に書くと「エポパテとかで基本の素体を作ってしこしこ削って盛ってを気に入った形ができるまで繰り返す」だけなんだよなぁ。あえて書き加えるとしたら「最終的なサイズを紙か何かに実寸で書いて、ゲージとする」だろか・・・・

立体物であろうと二次元であろうと、最終的にはデッサン能力がものをいう。フィギュア等でうまく形が作れない場合は、(私が見るに)「求めているものの形が良く分かってない」から、どうしたらそうなるか分からない・・・・ではないかと思う。この辺の感覚を鍛えるには「実際に出来の良いミニチュアを見る」のが一番だと思うのさ。私も若い時分にラルパーサだのシタデルだののメタルフィギュア集めて「出来の良いもの」を見ているし、今でもミニチュアモデルを集めてはいる。それは他人のモデル見て「何がどのくらいのボリュームで付いてるか」とか見る為なんだよね。
また、実際の人間の構造とかもある程度覚えといた方がいい。腕はどのようにして体にくっついており、前に腕を伸ばすと各部がどのように動くか、その時に筋肉はどう動くか・・・・意外と参照されてる「開いた手の作り方」とか見ても分かるが、意外と人間見ているようで見ていない。漫然とではなくしっかり見て、しっかり把握するのが大事なんよね。

 

2.素材関係

エポパテぐらいしかミニチュア作るとき使ってないんですが(苦笑)
最近「ミニチュアの剣の作り方」とか検索してここに来る人居たみたいだけど、正直パテでもプラ版でもアクリル板でも作れるぜよ。ただ、エポパテで薄いもの作ると破損しやすいとか、そーゆー加工後のこと考えたり、加工手段(モーターツールとかね)の有無でも素材の選び方は変わってくる。剣のツバに何か彫刻したい場合、デザインナイフでやるならエポパテとかの方が良いだろうし、モーターツール使いこなせるならアクリルでも金属でも構わんちゃ構わん訳ですわ。何で作ったら良いか・・・・というのは実のところあまり意味はない。まず最初にあるのは加工手段とかツールを扱う技術であり、予算であり、完成後の強度である。世の中にはメカ物作るのにこれ以上向かない素材はないであろうファンドでリックディアス作る変態もいる(大昔の速水さんの作例だな)
それにですね、一般的なというか所謂プロのミニチュアモデラーはエポパテはエポパテでもグリーンスタッフっつーの使うんですわ。これ、基本粘土みたいに「盛るだけ」で造形するとすごく出来いいんだけど、切削できないんだよね。私みたいに解像度の低い状態から持った削った繰り返して形を整える方式の場合多分向かない素材なんですわ。

あとは実際使って「どんな風になるか、どんなことが出来るか」を蓄積することでしょうなぁ。
んでね、ある程度素材の扱いに慣れると「大体のものは自分の得意な素材で何とかなってしまう」ことが多いんです。ランナーをヒートカッターとか半田ごてで整形して立体作る人もいるし、私みたいに「まぁ、タミヤのエポパテでいいっしょ」の人もいる。(そのくせ、ガンプラ作るときはあんまエポパテ使わないふしぎ!w)

最近の作成途中君たち


一応練ってはいるが、時間取れずに完成には程遠い連中をいくつか。(冬場は部屋の温度が低いので、化学反応で硬化するエポキシパテでの造型には向かないのである。まぁ、筋肉痛で寝てるってのもあるが)

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袴をはいた野太刀を構える人。
随分昔にラルパーサだかシタデルだかでサムライのモデル見た事あるんだけど、カミシモ付けて戦闘ポーズ取ってたり、なんかこーイマイチ風味であった訳ですよ。俺らだってアオザイのデザインテキトーこいてたり、チャイナ服(満州の民族服)が魔改造されてチャイナドレスになってたりするので、それはお互い様なんだけどさ。
その辺の印象があったので、実際に戦闘をするであろう侍階級の人々の装束とか、その辺を少しリアルにやってみたいかなと、こう思って作り始めたという訳。

しかし、作り始めるとこれが難物でして(苦笑)

そもそもワタクシ、40年も日本人やってますが、袴はいた事って753の時しか無いんですが・・・・

んだもんで、そもそもワタクシ袴の構造が判らんとですよ。
色々マンガとか見てると、どーも袴というよりもプリーツの入ったキュロットとか、そんな感じに見える絵もある。
そこで黒田鉄山氏の動画がYouTubeにあったなと思い、その動画を見ながら袴のボリュームを再現する感じにした。袴ってのは結構動きまくっても後ろ側のラインがすっとまっすぐに立つデザインなんだねぇ(襞は外形を美しく見せる事が出来るように配置されている・・・・逆に言うと、股下とかその辺の構造が少し厄介)

で、一個気合の入ったの作ると完成した時に力抜けちゃうのと、袴のボリューム出しが結構手間取りそうなので女性キャラを作る事にした。

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てきとーに骨組み組んだら「大きく振りかぶって」って感じだったので、でかいバトルアックスでも真上からどぅりゃ! と振りおろす感じのモデルにするである。斧の女性と言うと私的にはバビスター・ゴアの信徒であり、首の周りには女性に乱暴働いた不埒な男どもの股間にぶら下がるチンコを切り落としてネックレス状にした呪物を付けている可能性があると。露出度は高いが狂気度も高くザンバラ髪のヤマンバみたいなおっかないねーちゃんになると思います!

フィギュアの作り方補足編


何故ここにフィギュアの作り方と言う検索ワードでたどり着く人が居るのか・・・・

こんちゃ、おじさんです。

検索ワードで「フィギュア 作り方」等のキーワードで来ている人がいるみたいなんだけど、基本的な技術の部分と言うか、手順はこの辺に記載している。なんか誤解されると困るんだけど、その他の何かスバラスィお手軽で格好良くすげーフィギュアを作る方法が私の手の中にある訳ではない。

基礎があれなら応用はあるんでしょ? みたいに聞かれるとさらに困るんだが、敢えて言えば応用と言うのは「人間と同じ様に骨格考えて芯材組んで、馬作ったりドラゴン作ったり」って話になると思う。その内羽根の生えたデビルマンの如き「ウルティマ世界のガーゴイル」は作ると思うけど、そういうのが応用であって多分作り方同じっスよ。

でも正直、あれじゃ作れる気がしない、あんなやり方でどうにかできるとは思えない、何か凄いテクがある筈だ・・・・と思いたい気持ちは判る。私も学生時代に初めてこのスケールのフィギュア作った時は市販されているメタルフィギュア並みの物が自分で作れるとは思っていなかったし、いいとこ出来そこないのマネキンみたいなものしか作れないと思ってた。プラレールのおまけとか、レゴブロックみたいになるんじゃね? みたいな。

でも出来ちゃうんだよね。とりあえず形にはなる。凄いね人類!(苦笑)

しかし多くの人は「やってみりゃ簡単ですよ!」って言っても納得しないだろう。
実際やってみりゃそんなに難しい事でもないのだが・・・・・

なので、フルスクラッチ(完全自作)をする前に、こんな事して練習をしてみたらどうか? 名付けて「フィギュアフルスクラッチ前の予行練習」だっ!

1.タミヤの兵隊さんフィギュア改造
コンテストで入賞すれば金が獲れる! (邪悪)
そういう邪悪な念を別にしても、既存製品の改造は良い訓練になると思うんだ。
まず、プラパテによる人形に限らず立体物を作っていく上で必要になる感覚は「そのもののボリュームを把握する」事だと思う。
改造に際して各部を関節でバラし、或いは服のモールドを削ぎ落して行って中の肉体のボリュームを把握する事は各部のボリューム把握に役立つのではないか?
また、モールドも「そこに見本がある」のだから、同じように似せて入れて行けば良い訳で、これもまた修行には良いと思う。

兵隊さんはある程度ポーズとか決まっているので、大胆なポーズ変更とかすると色々と勉強になるのではないか。最初から難しい事しても何だからネ、お人形さん改造してラジオ体操とかやらせてみたらどうだろう?

 

2.設計図を描く
ある程度慣れて来ると設計図なんて書かない物だけど、最初は一発「それを作るとして、正面から見たらこうなる筈、横から見たらこうなる筈・・・・」と3面でも4面でも256面でも図面引いてみるのはどうだろう? 図面の完成が目的では無く、図面を作る際に頭の中でモデルを置いて、それがある角度からはどう見えるかってのを想像すると思うんだけど、その脳内の「像」を作るのを目的にすると、良いんじゃないかと。
私も設計図は描かないが「これは本来この方向から見るとこんな風になる筈だ!」って形でモデルの修正は、する。

ブラックソーン閣下を完成させた訳だが


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一回完成度の高いものを作ると、なんと言うか燃え尽き症候群と言うか、一瞬創作意欲が失われるね。今回今までの倍以上の時間かけて手間かけてやってるんで、その次に移る気力が少し失せ気味。

ここから次のモデルを作るモチベーションを上げて行く方法としては、どんどん細かい所、至らぬ所を見て「うわわわわわ・・・・次回はこれを上回ってやる!」って倍返しだ!メソッドが一番合っていると思う。

俺の本気はこんなもんじゃない! 来週こそ本物見せたりますよ! (って、毎回その時点での本気だって話は別にして)

 

いや、完成品一覧ページに掲載しなければいけないけど、そういえば台座とか作ってねーなって気が付いただけでして(笑)

勝手に講釈コーナー「服のしわ」


こっちのブログのアクセス履歴は結構見ている私です。こんちゃーっス。

さて、さきごろ「溶きパテ 服の質感」と言う検索ワードでウチを訪れた人が居たみたい。今回はその辺のネタ少し突っ込んでみよか。

服の質感とか言うとアレですかね、セーターっぽくとか、ジーパンっぽくとか、その辺の話でしょうか。まずその辺モールド入れるのは無理っスね。(直球)
オーバーに表現するという前提だったら毛並みモールド入れるとか色々やり様はあるけど、布地の織目とかを入れるのは流石に無理だと思います。じゃーどーすんだよって話になると思いますが・・・・・

表面彫刻が出来ないなら、その他の部分で「らしさ」を出すのが正解だと思うんです。
例えばこのWiv君の作例ですが・・・・

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スカート部分は「キルト」であり、毛織物と言う設定になっております。流石にチェック柄入れるのは勘弁してくれーでさっさと止めましたが、この辺の色の塗り方とか、しわの付け方である程度までなら質感を表現できるのではないかと思いますですよ。

1.色塗りで
その「対象」が平滑面に近付けば近付くほど、光沢は増します。絹が何故艶やかに見えるかと言えば実際に絹がつるつるなのと、その繊維が細いって部分に鍵があると思うですよ。事実遠目で見てつるつるに見える物が顕微鏡写真ではざらざらに見えるなんてのも良くある話。
と言う事は、塗る対象の服の質感表現の際にも「最もデコボコしてて、いわば毛糸みたいな感じ」ならフラットベース鬼の様に混ぜてフワフワ感を出し、ツルッツルの化繊のスパッツみたいな感じにしたいなら、光沢度を上げるとか。塗料は一般的にグロスカラー、つやあり、半艶、艶消しの4段階の艶度合いで販売されていますが、別に4/7艶消しとか2/25艶消しがあっていけない訳ではないわけでして。まーフラットベースの混ぜ具合で「良い感じ」に光沢を制御し、塗装された本体の質感の差を表現しようって試みですな。

2.しわ付けで
しわの付け方でその対象となる衣服や布地の質感を出す方法もあります。
基本事項は「薄手の布地ほどしわの密度/一本一本のサイズは小さくなり、厚手の布地ほどしわの密度は下がり、サイズが大きくなる」と言う辺りでしょうか。
実際に洋服着てたら見て欲しいんですけど、その生地が伸縮しないならシャツなどに使う薄手の生地のしわは細やかで、ジーパンのしわは大ざっぱな形をしている筈です。この辺実際には布地のコシと言うか「原型を保とうとする力」と加わってる力の関係になるんでしょうけども、めんどくさいから「薄い布地は基本的に体のラインを強調し、しわのモールドが浅い」とか「厚手の布地は体のラインを隠蔽する事が多く、しわのモールドが深い」程度に考えても良いかもですー
先のWivさんでも、シャツ部分のモールドは浅めで、スカート部分のしわは大きめにしてあります。リペイントした際にスカート部の艶消しが艶ありになっちゃったのは大きな誤算ではありましたが、概ね傾向としてはこんな感じでやってるですよ。

この辺考慮せずにシャツ部分とスーツのズボンのしわを同じように付けると少し変な感じになるでしょうし、革の鎧とかでも「柔らかい素材を使っているだろう部分」と厚手の皮の部分でしわの寄り方は異なって来る筈です。

こんなんで、どうよ?

昔、私はこんな感じだった


そもそものメタルフィギュア慣れ始めの話でも。

高校進学したその日、後に悪友となるS根は机の上に「ゲーマーホイホイ」を乗せてニヤニヤしていたのである。そのゲーマーホイホイこそ「D&D赤箱(日本語版)」であった。
あのプルトニウム貨とか伝説的な和訳で彩られた伝説のゲームである。(プラチナ貨がなんでプルトニウムに化けたんだ・・・・orz)

で、そのホイホイに釣られてゲーマーが4-5人釣れる訳だ。県内有数の進学校でありメガネ君がぎょーさん居たウチの高校ですらこの様である。当時コンプティークではロードス島戦記とか超流行りでしたし、元々モデラーだった私もHobby Japanの別冊のTacticsがTRPG方面に傾倒して行ったのでやっぱりその辺興味があったのだ。

で、実際ゲーム始めるんだけど・・・・・古来からの教え通り、「まずコボルドから始めよ」「基本ダンジョンは3LDK」「10fの棒は命綱」等を経験しつつ、最初は紙に自分らのいる所を書き込んだり、ホワイトボード用のペンで位置確認したりする訳ですね。そして進学校の生徒だった我々はタクティカルかつ理論的に推論してコボルドの居るというダンジョンの前で生木燃やしてコボルドを燻すとか、いわゆるマンチキン道に片足突っ込んだりなんかもした。

そして次の段階が、メタルフィギュアであると。
それぞれの位置把握するのにマーカーでやるのめんどくさいしアレだと。そこでみんなして「メタルフィギュアぎょーさん置いてるらしい」って蕨のだるまや模型店に出かけて行った訳ですよ。
各人思い思いの「自分のキャラっぽい人形」買ってな。

んで、おいさんが厚紙でフロアタイルを自作し、みんなでフィギュア持ち寄って遊ぶ。実際例はこんな感じ

いやー

燃えますネ!

で、一回は自分のお気に入りのキャラとして駒を選ぶんだけど、だんだんだんだん欲が出て来る。だるまやの在庫も結構物凄い物があったんで、私なんぞは暇見てはだるまやに行ってメタルフィギュア物色してた。
ヘラクレスを買って来ては「マッスル関口(本校数学教師だが、ボディービルが趣味)」としてゲームに出したり、まー内輪受けも楽し。

で、ある時思うンよ。
このサイズでこの造形は確かに凄いがアニメ顔とか無いし、そもそもこいつら頭でかいし。
かつて磨いた模型技術で、これぐらいのサイズのフィギュアとか作れんでねーの?

で。作る。

超受け。

そんでゲームに出すボスキャラをフィギュアで造型したり、私がマスタリングする時のPCを全てキャラ化したりして遊んでました。それがフィギュア自作の慣れ始めでございます。
当時は目玉を入れる根性も何も無かったんで、出来栄えとしては先に作ったWivちゃんみたいな「大体の形」がとれている物ばかり作ってた。
今回作ったブラックソーン閣下で、ようやく当時のレベルから一歩先に踏み出した感じ。

ブラックソーン閣下


ほぼ完成。

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棒と箱を瞬間接着剤でくっつけて削って折ってまたくっつけて、盛って削って盛って削って盛って盛って絶望してアドバイス求めてまた盛って削って盛って削って崩れた所修復して盛って削ってノダチ武士の慨形作って盛って削ってナイフで切ってモールド付けて盛って削って・・・・

と言う感じでございます。
今回は目指すモデルに近付ける、似せるという目標を掲げてやったけど、慨形は兎も角細部のモールドの段階で密度を上げる事(それぞれのモールドを小さくシャープに作る)と、モールド付ける時のパテの量を勘違いしたまま作業続行したのと、ヒゲ顔が一回り以上でかくなる事を知らずにやった辺りで似ない感じになりましたな。

自分自身で課題を立てて、それを目指して作るのは良い。そして失敗しても凹む必要は無い。
次にどうやればいい感じになるかが判れば、それは成果だと思う。上手く行かなくても稚拙でも、完成までやった方が経験にはなる。

いつもはリアル頭身目指してるんだけど、今回は多くのメタルフィギュアと同じ様な頭身になってしまいましたな。

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一応型取りしてホワイトメタルにしたいなーと思っているので、今回のモデルは色塗ったりしないんだぜ。後は表面処理とか少しやって、その後型を作る為の作業に入る感じ。ただ、今の季節化学反応で硬化するシリコンゴムとか硬化しにくい季節なので、暖かくなったらやるかもなー、やるんじゃないかなー、まァいつかはやろう程度の心持ち。その間にゲーム内でブラックソーン閣下が死ぬイベントされちゃうと大変に残念な感じなので、ここ見てるEAとかEAJ関係者は俺がメタル化するまでブラックソーン閣下殺さぬようにリーダーのおばさん説得しといてくださいお願いします。

大体だな、主役級主人公殺してお涙ちょうだいイベントとかお前ら携帯小説マニアか。
そういうのじゃなくて普通に感動してみんなハッピーエンドのシナリオ書けよ。まったくもー。

メタル化するけど販売とかする気は無くて、知り合いとかに少量配れればいいかなーぐらいの感覚です。
そもそもEA本社に版権許諾とか超めんどくさそうじゃないですかー。そんな事するぐらいなら原型(これ)やるからそっちで型取りして量産して、俺に原型代として10個送ってくれと言いたい。でも本気で量産するんだったらこれもう一回作り直すわ。最初からw

Lord Blackthorn 04


顔、だな。
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毎回モデル作る時には自分で一つはテーマを決めて作ってるんだけど、今回のテーマは「既にあるデザインに似せて作る」であって、まーなんかこー形になっていればいいやでは無いのだ。毎回テーマ決めて練習せんと身に着く物も身に付かない。

今まで(20年近いブランクがあるとはいえ)2-3年のフィギュア作成経験(全てメタルフィギュアサイズ)があり、今後更に技術を上げてジジイになったら趣味で自作メタルフィギュアの通販やるんだという夢がある以上、少しづつでも技術向上させないとね。

で、似てない理由をTwitter等で確認した所、鼻がでかいのと彫りが深くないのが問題ではないかという意見があった。

まず、鼻のでかさだけど・・・・人体比率的にはそんなに悪くないのに鼻がでかく見えるという事は、相対的に他の部分が小さいのであろう。まぁ、ぶっちゃけ頬の辺りの肉だな。そこで鼻筋自体も僅かに(0.1mm以下だと思うが)削り込み、頬の肉を少し足した。少しってどれくらいかと言うと、マッチ棒の先の火薬部分の1/10とかこれまた極小レベル。もうこの段階になるとやすりで削る事は出来ない。本当に少しづつ、殆ど粉に見える様な切削くずを出しながらナイフで削っていく感じになる。

次に彫りの深さだけど・・・・
元々あの目玉は「後で塗装する事を考えて」あんな形にしていた。が、塗装がしやすくても肝心要の「似ているか否か」の部分が疎かになっては意味が無いので、目の上の出っ張りをでかくしてゴリラ顔と言うか、ゲルマン魂炸裂な感じにしてみた。この際に目玉の出っ張りを少し削って眼自体を奥に追いやったので今は目玉が平べったい。これは塗装すると違和感バリバリになる事が予想されるので、これまたナイフですこーーーしづつ削って少しでも球に近付くよう、少なくとも誤解させるようにするしかあるまい。
尚塗装であるが、恐らくこの形状だと筆がまともに入らないのではないかと思っていたりする。瞳孔部分にモールド(と言っても穴空けるぐらいだけど)した方が親切かもな・・・・(白眼塗って瞳孔塗って虹彩塗って、その上をクリアーを塗るというより「盛って」球状に戻す感じ?)

fgの方でも書いたけど、あご髭盛る時に少し盛り過ぎて顎のラインががっしり系になってしまった部分は昨日少し髭部分削ってシャープに見える様に改変した。

胸のマント留め。
中心部の丸はひたすらデザインナイフで弄り倒して丸くしてます。凄いね。(自分でも上手く出来てビックらこいた)
アーマー類は逐次チマチマチマチマ削りなおしている。今回のテーマは先にあげた「似せる」以外にも、「細かい細工を諦めない」なのである。
まだまだ今回の鎧なんてチョロい方だ。
今後ゴシックアーマーとか作る事を考えたら今の内から手を抜かないで完成させる根性が必要だろう。
大きく変わった所が当然目立つ訳だけど、色々作ってて気になる所は逐次手を入れてます。全部少しずつ・・・・解像度を上げて行くような気持ちで彫るのですよ。

Lord Blackthorn 03


fg死んでますネどうしましょうかネ。

その他の立体関係SNSを除いては見たものの、なんかこー細かい物を作ってる人をあまり見かけない。
てかね、日本国内でメタルフィギュアサイズのモデル自作して遊んでる人がそもそもそんなに多くない。日本国内でメタルフィギュア作ってるのもFM企画とかオーロラモデルぐらいしか無い。しかもオーロラモデルのフィギュアは少し大きめの40mmぐらいのサイズだ(ここのサイズ基準にしたら、Vesselさんが大男になってしもた訳で)

ぬぅ。切ない物よのぅ。

小さい方が少しの原材料で沢山作れて暇潰しには良いかと思うのだが、世間様はそうではないらしい。

仕方ないので今日も今日とて好きな物を作るのだ。

IMG_1695昨夜酒飲んだ後にデザインナイフを操って色々とモールドを弄り回したの図。
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あたーらしい―あーさが来た! ので背中のマントもルーターでガリゴリ削ったのさ。この手のモールドはやっぱルーターあると楽でいいわぁ・・・・

IMG_1697サイドの図。サイドのアーマー部分に関しては別に彫り直し要らんかった。最初っからこんな感じでモールド入れておけばよかったんや! (でもこの鎧の構造分からんし、今後こんな鎧着た人作る予定も無いんだけどな) 何なんだろねこの鎧。スケールメール(魚鱗鎧)作る時の下準備には使える・・・・・かな?

モールド足すよー

IMG_1699ベルトの垂れ下がった部分、革籠手? の末端部分、マント止め、後顔の部分となります。
今回は目玉いつもの空洞にせんと、アイボールつまり目玉を入れました。単純にくぼんだ所にパテ入れてそれっぽくしただけだけんどもね。

単純ですよねー
入れてるパテの量こんなもんですけども。
IMG_1702[1]もう自分でも頭おかしいと思うレベル。目玉だけではなく顔の表情付ける際にパテ盛ろうとするとこんなのを少しづつ、ちまちまちまちまちまちまちまちま・・・・・・と乗せて形いじくっとる訳ですわ。
IMG_1700まぁ、サイズこんなもんだから仕方が無い。
ある程度形になったら、王冠とか弄るかんじですかn・・・・・・・

髭だ。

追記:
目玉周辺を削るの巻。

IMG_1703

そして髭。

IMG_1704禿げた騎士か何かのおっさん臭く・・・・

いーや、いや、いや。
きっと最後まで行けばBlack Thornになるはず・・・・・

髪の毛追加。

IMG_1705

 

お、おう・・・・