アーカム財団


まんまスプリガンのアレ。私時空のアーカム財団はスプリガン時空を経て各種古代技術の解析を進め、とりあえず出しても問題無さそうな解析結果で世の中を地味に明るくする素材工学に強い企業グループとして成長を遂げています。

幸いトライデントや各種ヤバめ組織は潰し終わっており、1年戦争にも余り関与せずに平々凡々と企業経営してましたが、傷痍軍人やコロニー落としなどの影響を受けて、まず最初に義肢義足関連分野から世界に関する関与を開始しました。この際にアーマードマッスルスーツに使用された「オリハルコンの人工筋肉」をほんとそのまま「オリハルコン(登録商標)」として売り出し、アトランティスの技術を冗談めかして本当に宇宙世紀に投げ込む愉快な行動で脚光を浴びます。

精神波でコントロール可能だから、かなり好評らしいですよ。まぁ動作原理が社外では全く分からないオカルト会社扱いされてるみたいですが。

0080辺りからリーディングで各種の未来予測をして最終的にユニコーンガンダムに関する予知をします。神にも等しい力が野放しになるのは困るので、これに対抗可能な力を用意するのが主目的になっていきます。ここで長年培った諜報能力や暗殺含む裏仕事を用いて割とあっさり最新技術を奪取、5年程度でMS生産設計のノウハウなどを取得。元々技術解析や応用発展は得意(古代超技術の解析と転用やってた組織なんで)だったのが功を奏したと。

0083初頭辺りに強化人間関係の情報に接触します。基本的にはアーカムの守備範囲外の話ではありますが、戦災孤児に対する医学倫理委員会卒倒ものの悪魔のような研究内容に「直接武力行使による壊滅は目指さない」ものの、これを様々な方法で弱体化/殲滅する方針が確立。弱体化していた地球連邦軍軍警への技術供与や各種の便宜を図ることで目的を果たそうと暗躍し始めました。(地球連邦高官経由でアサノ大隊への接触も開始) 0084年からオリハルコン(登録商標)採用の義肢の一般販売を開始、MS関係の開発費用捻出を開始します。この時期高機能新素材の提供をチラつかせてアナハイムにも接触、開発13局ネオ・ファリアをまるごとヘッドハンティングしてソード系技術を「アナハイムの金で開発させて、研究結果は丸ごと頂き」という酷い作戦。(ネオファリア解体後はネイナ女史含め基幹メンバー数人が「不幸な事故」に会う予定だったが、スプリガンのトップチーム出して護衛した)

SEドライブ関連技術を手に入れてT.F.アーカムの目標である「対神コーン」兵器の開発準備が整いました。超常現象じみたオカルト/超テクノロジーの解析を何世紀も続けて来た老舗ですので、MSやサイコフレームに宿った霊をオリハルコンハンドから繰り出すサイコブローで叩き出そうとか、マーラの銀鏡の機能的レプリカで除霊してしまおうなどの案が提出されます。対オカルト部門では既に追従者の居ない008x年代最強技術者集団がアーカムなのです。

私的ニュータイプ論


グンダがニュータイプと誤解されかねないので、付記。

そもそも論としてニュータイプの定義がアレ過ぎて話がどーしょーもねーんでありますが、新人類云々はすっ飛ばしてニュータイプの要素を3つに分ける。

高い空間把握能力

他人の意図を高精度で類推できる能力

他人と相互に意思やイメージを交換することができる。意識投射

まず空間把握能力ですが、通常人間は空間を自分中心の角座標系で認識してて、上下左右の平面方向は正確に見えても、奥行き方面の認識なんかは余り精度が高くない。これをかなり立体的に広範囲に角座標系ではなくxyz軸の空間系把握が突出してるのがニュータイプ。

例えばラジコン操作とか「見ている景色と実際に操ってるラジコンから見える筈の風景が異なる場合」意外と操作は難しいわけです。ラジコンを進行方向右に曲げたい、或いは障害物を回避したい場合にラジコン操縦者は自分の視点ではなくラジコンの視点でどう動くか考えないといけない。ラジコン操作より動かしてる物体からの視点が得られるドローンの方が操作しやすいよね?

ニュータイプはラジコンもドローンも余り大差なく操作でき、特に画像転送しなくても遠隔操作した物体がどう動くと他の対象がどう見えるかとかを脳内立体空間内に再現できる能力を持ち、しかも制御可能数が多い。並みの人間だと腕が4本あっても車運転しながらラジコン操作はできないが、ララァとかエルメス動かしながら同時に20機とかのファンネルを完全パラレルで操作できたりする。グンダは空間内の最大7目標の動きを脳内空間で捕捉し続けることが出来るが自分が操作できるのは自機のみ。アサノ大隊メンバーなら少なくとも3機までは捕捉出来、上手い奴は5〜6機の捕捉ができる。クロエ・クローチェはグンダ予測で5〜6機捕捉できるとされているが、これはサイコミュで他のドローンを操作させてないからこの程度なのかもしれない。

あと、空間的な位置関係を把握できててもその中で思った通りの挙動できるかというのは別の話。操作技術は感知能力とは別のもの。

他人の意図を高精度で類推できる能力。或いは殺気感知とか。レベルとしては目の前の存在の動きが読めたりするのから、一定範囲内の殺気を自動受信可能までレベルがある。感度が高すぎると戦場では精神を病んだり頭が痛くなるなどの弊害が。多分脳波をキャッチする能力なんだが「意識を集中したら読める」「ある程度意識を向けたら読める」「勝手に範囲内の意図が脳に流れ込む」など段階があるのだろう。アムロとかシャアはここがかなり発達してる。ただ日常生活に支障を来す気もするですよ…

意識投射はかなりエスパーですな。前段として脳波受信からの類推などが発達している必要があるが、両方高いレベルで備えると、ララァとアムロみたいな相互理解ができる。また、バイオセンサーとかサイコフレームの謎機能はこの機能が高くないとうまく働かない。

グンダはあくまで空間把握能力がある程度突出し、意識を振り向ければある程度敵の意思が読め、殺気も発信側の出力が高ければ薄っすらわかる程度で「ニュータイプになりきれない」ぐらいのイメージ。上記の3要素の内先の2つはオールドタイプでも程度の差はあれ多少は持っている。そして時に一部能力が平均的ニュータイプを超えることもあり得る。

ニュータイプは3つの要素が高いレベルで調和している存在で、強化人間は各種の調整で各能力を引き上げているのだが調整が大変難しいのでバランスが悪く、天然モノに一歩劣るという感じ。

ベッセルとグンダ


元々ネトゲで使用してた持ちキャラです。

アサノ大隊物語で新しくキャラ造形するのめんどくさいので既存キャラを引っ張ったと。イメージ的にはアップルシードのブリちゃんとデュナンみたいな感じ。

ベッセル(ゲーム始める時に手元にあったVESSELのドライバーから名前取った)はリネージュやRO、UOその他の各種MMORPGで専業戦士として活動してたフマクティの剣士。フマクティと言うのはグローランサというファンタジーワールドの神格で「死と真実(或いは名誉)」を司る軍神。彼はそこの司祭の一人であり「フマクトの剣」の名を預かる「割と強めの戦士」ではある。因みに派閥はグレイドッグ。

若い頃から叩き上げの戦士してる感じで歳は30代後半。宇宙世紀だと1年戦争初期にどさくさに紛れて連邦軍に所属した模様。多分それ以前は中東とかキナ臭い場所で傭兵してた感じ。(或いは傭兵してたらスカウトされたか?)

歩兵中隊時のアサノ隊を知っており、分隊指揮官経験あり。特に射撃が上手いとか格闘が上手いという特徴は無いが、長年の戦さ場暮らしでカンは働く。180cm以上の大柄な身体で割とマッチョなアメリカ受けする体格。

策を巡らして「それを自ら実行する」のが好きなタイプで、敵の挙動探ったり分析するのは割と得意。基本戦術は敵を奇襲して相手が逃げた先に伏兵が居てバキュンという追い込み猟。個人戦ではHit & Awayを駆使して武装を持ち替えながら戦う。戦術家肌なので特に機体に対する嗜好は薄いが、機動力が高い機体の方が「引っ掻き回して策にハメやすい」という点で好みである模様。

「個々の機体能力で戦うんじゃないんだ、チームで敵を撃破するのがお仕事」

グンダはUOにおいてベッセルと異なる人格で暇な人集めてワイワイ遊ぶために作ったキャラ。なので基本性格はベッセルと異なり「明るくて人懐っこい若い女性」非番時のダークチェリーパイにニコニコしてるデュナンがそのまま戦闘している感じ?

髪はロングで自分で顔描く時はストレート、3DCGとかではソバージュヘアでいずれも肩甲骨辺りまでの長髪である。頭は悪くないが語尾を伸ばす喋り方でアホの子に見える。身体能力的には非常に優秀でアサノ大隊物語だと回避能力や格闘能力は非常に高い(が、生身の時はその利点が軽くて小さい体のために余り活きなかった)

コロニー落としで実家消滅、短期留学でアメリカにいた為そのまま連邦軍に志願入隊し、アサノ隊がMS中隊に再編される二ヶ月前に補充兵として配置された。

射撃は得意ではないが同時多目標の動きの把握という部分で他の追従を許さない為、複数人で狙い撃っても回避できてしまうという特技がある(生家の牧場で複数の家畜の動きを把握してコントロールしていたのがうまく出た?) ニュータイプではないがこの能力が突出している為オールレンジ攻撃などを受けてもかなり高確率で回避ができる。曰く、一個小隊程度であれば彼女のセンシング範囲内で機体Aが武装のモードセレクトをしているなとか、機体Bが有利な位置から射撃を試みているなとか、MSの挙動から推察できてしまうのだという。そこから「ここで撃つ」「ヒートホークで斬りかかる」「距離を取ろうとジャンプする」を察して機先を制する。半ばニュータイプのような能力だが本人がその能力を発揮できるのは遮蔽物がない空間で半径500m、市街地など構造物が存在する場合で2〜300m範囲内に限定される。(脳内で敵味方の挙動などを三人称視点で立体的にシミュレーションする能力があり、そのシミュレーションの関係で把握しきれるキャラクター数に限度がある)

彼女は「敵が2時方向距離200にいる」と言う角座標ではなく、自分を原点とした(300, 150, 50)などのXYZ座標で思考している。

MS操縦は最初こそかなり手こずっていたが、コツを掴んでから一気に上達した。切り込んでいって乱戦を仕掛けるスタイルでジムストライカーを乗り続けている。彼女のジムストライカーは確かにカスタマイズが成されているが基本性能部分は全く手を入れておらず、ただただ純粋に操縦の習熟と経験により戦果を挙げている。ジムストライカーに習熟し過ぎた関係で、逆に新型機に乗ると極端に動きが悪くなるという弊害もある。

二人がバディ組んでいる、或いは同一チームにいる場合はグンダが突っ込みベッセルが射撃援護というパターンが多い。

ハートマン軍曹訓示 0080年3月 MSパイロット養成校にて


アテンション! 我らがサージェント ハートマンから訓示がある。

「貴様らが8週間前、俺の前に整列した時は…この群れ集うクソどもが本当にMS乗りになり、戦場に立てるのか不安で仕方がなかった。俺の目の黒い内は俺の連邦軍にクソを塗りたくる様な不届き者は不要であり、お前らクソを片っ端から叩き出すつもりで訓練を重ねたが、まだこんなにお前らの様なニュービーが残ってしまった。願わくばお前たちが立派なクソからクソにたかる銀蠅程度に成長していてくれる事を願うぞ。

お前らクソどもに問う。軍隊とは何か?

MSか? 宇宙戦艦か? 手にしたライフルか?

総員、ライフルマン クリード斉唱!

[各人ググられたし]

…Before God, I swear this creed. My rifle and myself are the defenders of my country. We are the masters of our enemy. We are the saviors of my life.

よし。今お前たちが述べた様に、兵隊とは戦う意思を持ち武器を手にする「お前たち」だ。整列と言えば数秒で整然と整列し、走れと言えば走り、行進と叫べば一糸乱れず行進し、死ねと命が下れば一糸乱れぬまま地獄に行進して地獄を制圧するお前たちの事だ。古今東西兵士たちの手にする武器は変わり続けているが、有史以来兵士の絶えたことはない。

近年では工場でお嬢様方を「訓練」している部隊もあると言う話だが…(軍曹、ちらと貴賓席を見る)

全く馬鹿げた話だ!

ふざけるなお前ら!

地獄の入り口覗いてきたお前らが!年端も行かぬお嬢ちゃん相手に不覚を取ってみろ! 火星圏だろうがあの世であろうがこの俺が不届き者の首叩き切って首からクソを詰めてやる! 整列も行進もできず、自らの意思で喜んで敵を殺すことも出来ない奴は兵隊ではない!

お前たちは好き好んで兵隊に志願し、尻尾を振ってこの練兵場に集ったクソッタレどもだ! お前らはクソか銀蠅に過ぎないが、愛する祖国の為に自由意志でクソになり、自ら進んで命を差し出す銀蠅だ!

この俺のしごきの中、脱落せずにそびえ立つクソどもを俺は誇りに思う!

ようこそ諸君、クソ溜まりへ。

今この時よりお前たちは俺の生徒ではなく兄弟だ。命尽きるその時まで、そしてそれは案外近い将来かもしれないが…祖国の盾として敵前に立ち、祖国の銃としてトリガーを引き、死して尚護国の鬼として魂を残す軍隊の一部となる。

この魂がある限り、鍛えた人間は強化された人間に負けることはない!

諸君の奮迅を期待する!」

RX78とは何だったのか物語


やたらとお強い事になってるRX78。こいつのせいでジムが劣化版扱いされたり廉価だ何だと言われる訳だけど、一体こいつは何なのか。

前にも触れたが、物語の初期案でX78ガンダーなどと呼ばれていた事からも分かる通り、最初期の位置付けは技術評価機であろう。航空機関係ではXプレーンズと呼ばれる技術評価機の一群があり、ライトスタッフではイェーガーがX-1でマッハ目指すし、エリア88では前進翼評価機に過ぎなかった筈のX-29が出てきてる。

恐らくはこの辺の話は富野監督(お父上が零戦の与圧服開発してたそーな)も知っていて、設定として流用した可能性は高いと見る。

で。

ここからが重要なんだが、富野監督はガンダムのメカ設定には余り興味が無いと思うのだ。ガンダムというのは彼が数年前から追及してきた「リアルな作劇」シリーズの一つでしかなく、相変わらずスポンサーからの要請に応えてオモチャが売れる様に1年間のアニメシリーズを作る仕事であって、富野監督がやりたかったのは「リアルな作劇」である。その為には「なんか色々あってアムロは戦争に巻き込まれました」というシュチュエーションが必要なのであり、別にガンダムちゅー機体の掘り下げや設定はどーでもいいのである!

だから故にガンダム周りの設定は基本からしてグダグダだ。何故かガノタと呼ばれる人々はガンダムの設定周りを「リアルだ」と称揚するのであるが、ホワイトベースが大気圏内でフヨフヨ浮いてる段階でリアルは遠いお空の向こうで星になってやしないだろうか? ガンダム1st見て人間ドラマに着目しないのは如何なものであろうか。

大体において、ガンダムのメカ部分の考証は後付けでテキトーにやった部分が極めて大きい。ジムがガンダムの5%の価格であるなんてのもジムが量産されてガンダムが量産されてない問題の無理矢理な理由付けに過ぎず、設定から物語が紡がれたのではなく、物語から設定を作っていった弊害であろう。

ガンダムという物語からRX78などのRXシリーズを改めて見てみると、やはり初期設定に立ち返りテスト機として見るのが妥当かと思う。ガンタンクやガンキャノンを含め、最初機の連邦軍MS配備計画はMSキャリア(宇宙戦艦)に白兵戦機と支援機×2配備で一個小隊を編成し、これで戦う腹積もりだったのではあるまいか。

が、戦況の急速な悪化により先の高機能混成MS小隊案(V計画)は頓挫し、より廉価なMSを量産する…つまりザクにさんざ苦しめられた経験から、同じ様にザクより高機能な程度のMSをザク以上に量産して「数で殴る」方針に転換したと見るべきだろう。0079のかなり早い段階で。

この為V計画で生産された機体は実戦テスト乃至は実戦テストに極めて近いテストでMSの運用データを取得することが目的となっており、それが故の脱出装置「コアファイター」の実装に繋がったのではないか。

たまたまこのテスト機に過ぎないガンダムで戦えてしまったモンだから話がややこしくなっているんだけど、そもジム開発の為のテスト機に過ぎないガンダムに量産の話が出る事自体おかしな話なのである。

が、21世紀も20年ほど経過した今、何でかガンダムは1年戦争段階である程度量産されてた事になってしまった。主にバンダイさんのご商売の都合なんであるが…陸戦型だヘビーガンダムだあーだこーだと大変賑やかになってしもたである。これを収拾するのは大変面倒(大体ですな、基本がガタガタグダグダなのを後付け設定で補強して、その補強後の後付け設定を軽やかに無視して増改築した九龍城をどないせーと…)なんだけど、敢えて可能性を探るとしたら

戦況が悪化し過ぎて新兵器の秘密テストも秘密に出来ないから、もう試験兵器段階のガンダムを一定数生産してあちこちで並行して実戦テストしてしまえ!

なのではあるまいか。

RX計画自体は1年戦争勃発前の0078年には起草されているそうだし、0079年の初頭にザク、ザク&ザクで叩きのめされた結果としてジムの量産配備が戦略として選択された…それが0079段階のメイン戦略で、RX計画はジムの量産配備計画に吸収されたと見るのが妥当かと思う。そのRGM計画が連邦軍反攻作戦の主軸であるからガンダム及びホワイトベース隊は「囮、遊撃、放ったらかし部隊」として捨て駒にされてしまったと。そしてこれはホワイトベース隊に限った話ではなく、あちこちで同時多発的に旧計画の遺産であるガンダム(ロクにテストもしてない機体)にモルモットが如きパイロットを載せて「次期主力機」のテストやっていたのではないかと。当然アムロさん以外はアムロでは無いので相当数が破壊され、若い命がジャンジャンバリバリ釘の渋いパチンコの玉の様に戦場という穴の中に消えて行ったと。

他の方作のジャブローに散るジオラマ

そも、ジオン側がMSパイロットの育成やってた段階で連邦側はMSの量産すら覚束ない状況なワケで、ジオン兵と連邦兵は平均的な運転技術が段違いであると。仮免どころか教習所で30km/hの加速にビビる連邦兵に対して高速でバンバン飛ばしてるジオン兵と考えたら、そらまぁジャブローに散るのも致し方のない話だ。

しかしそれでも戦争には勝ってしまった地球連邦軍。数は力だとはっきりわかんだねだし、数を正しく力に転換できたジムが如何に優秀であるかという話である。

ボツネタ


某所退会したから公開する場がなくなったである。

真・ガーカス

たぶん私前世の行いがヨガッたですよ。ナマステー

星1号作戦開始から2時間。私のエリアに敵来てない。凄くいいこと。わたし前世でハヌマンでも助けたかしら? チューブ飯のカレーは美味しいけどたまにはビリヤニや妹が焼いたタンドリーチキン食べたい…

このゆるゆるカレーマンが数時間後、ビグロ2機、ゲルググ6機にドム4機を沈め、数多の連邦軍兵士を救う活躍をするとは誰が考えただろう?

星1号作戦は計画当初の布陣からは少々配置を変えていた。まさかのレビル艦隊消失により随伴したガード部隊(ジム)が全滅。デギン公ごと焼き払うその様を見て、一部兵士は「ジオン側に独眼竜がおるぞ!」と沸き立ったという。

減少した兵力を補う為、佐官以上の将校で作戦を練り直し、局面により隊のファンクションを切り替えるというアイデアが採用され、ジムスナイパーカスタム数機がガードカスタム仕様に組み替えられた。インターセプトカスタムが邀撃任務から対艦爆撃に任務をシフトした際、ガードカスタムで邀撃任務までカバーする様になったのだ。

結果的にスナイパーカスタムのパイロットの内数人がガードカスタム任務に就く事になるのだが、当然の結果とはいえ撃墜技能が低いものから居残り部隊が選抜された。今回の主人公であるカレー男もその一人なのだが…

「スナイパーはそゆことしないよ…」

ソロモン戦にて…浮遊岩塊に隠れ、スナイパーカスタムでセンサー範囲外の敵を撃墜する。何故かティキンと頭に稲妻が光るとセンサー有効範囲外の敵が見えてしまう。歩兵の頃からそうだった。砲兵に回されてもそうだった。彼だけには見えて、その他の誰からも見えなかった。人はいつしか天眼のシュリニヴァーサ、天シュリなどと呼ぶ様になった。彼の一撃はインドラの矢、狙い違わず必ず何かを撃破する…MSパイロットにされる前までは。

コクピット内でヨガをして、たまに我に返って前に弾を撃ち(センサー範囲外で命中しているので、機体の記録画像としては虚空に無駄弾を撃っているようにしか見えない)、気が付けばチューブ飯のカレー食ってる。

実際にはソロモン攻略戦で8機MSの核融合炉を打ち抜き、6機までを機関停止に仕留めた彼に対し、キラー中隊長は戦闘忌避だ、サボタージュだと痛烈に面罵した。

ニュータイプで本物のスナイパーという超絶使える奴なのに。小さな戦場では戦果が見えても、大規模な戦場では彼の戦績は見えなくなってしまう。

彼の能力は防御でも遺憾無く発揮された。ドロスからの長距離砲撃を予見してガーディアンシールド3枚重ねで弾いただけでもマゼランに搭乗している数百人を救っている筈だ。

記録映像上はいきなりガーディアンシールドでドミノ始めたかと思ったら偶然弾が飛んで来たとしか思えない。後置いた後に奇妙な踊りをMSにとらせていたのも悪かった。どう見てもふざけているようにしか見えない。

彼風に言うのであれば、前世の因縁が悪かった。托鉢のお坊さんを悪し様に追い払ったとかやらかしてしまったのだろう。前世が悪いのでは仕方ない。

インターセプトカスタムが攻勢に転じて、ガードカスタム部隊が邀撃任務を開始してからも不幸は続く。

ビグロを珍しく撃ち漏らして接近を許した時、クローの一撃で機体が僅かに損傷。なんと間の悪いことに記録装置がピンポイントで機能停止。彼の星1号作戦最期の「公式シーン」はビグロに吹っ飛ばされた所で終わってしまった!

僚機は見た。

吹っ飛ばされながらもビグロの腕をビームダガーで切り裂く勇姿を。ただ、後で記録見返したら斬りつけるシーンは丁度飛んで来たクソでかいガーディアンシールドで隠れてしまっていた。体勢を崩しながら僚機に襲い掛かるビグロをカレー男が華麗に銃殺! 記録映像上はでは誰がが撃ち抜いたところまでは記録されていたが、誰が撃ったかまでは判別できなかった。そんなのばっかりだ!(その後ドムだのゲルググなども盾バルカンで破壊してるが、カメラ故障で戦績認定ならず)

カレー男の前世って提婆達多(お釈迦様暗殺未遂)あたりではなかろうか。

彼は除隊後、草加市内のインド料理屋ルドリでタンドリーチキンを焼きながら、数奇な運命でソロモンの亡霊と恐れられた妹の菩提を弔っている。

膝上面の面積足りないんで1mmプラ板貼ってヤスリ倒し、スラスター付近で厚みが無くなるように整形したよ!

腰前面アーマーも大体同じ。前のオリジンジムの時は外側削らなかったんですが、かなり厚みが出てうーむと悩んで外側で厚みが消えるよう斜めに切削(やすりたおし と読む)

大体の形(欲しい形より少し大きめ)に切り出してヤスるという工程をひたすら繰り返します。

逆に接着後にヤスリがけしてないのはフロントアーマーなら左右アーマーの合わさる部分など。どぴったりにしたかったのでプラ板を注意深く切り出し、後に油目ヤスリでワンストローク毎に確認しながら削りすぎないように最低限の切削をしています。

この、ぴったりと収まって一枚板のように見える感じにしたかったのですよ。この加工が上手くいっただけで個人的には2週間は幸せ絶頂でした。

いや、誇張なしで。すげえ!組み木細工の職人かよ!みたいな。ぼかぁ幸せな男です。

バイザーカバーパーツは覗き穴がオフセットしてるのが気になりプラ板で幅増しするなどしました。ジムのバイザー奥って洗剤どーゆー配置に…?(バイザー奥のカメラがこの位置にオフセットしてるなら分かるんだけど…)

あと、内部は別にしてもトサカの上のセンサー(本来連邦機ってこっちがメインカメラだったよーな…?)が、カバー跳ね上げ時にセンサーの視界を制限してまう形状は構造上おかしいと思いますよ。

大河原さんの画稿ではバイザーカバー閉じた時もトサカ部のセンサーを保護できる様になってるんだけど、それも付いてなかったんでプラ板貼って削ってこの形に。カバーがメインセンサーカバーしきれてない感じだったのでここから向かって左にまたプラ板の切れ端貼って調整。真っ直ぐ切削できるなら後からプラ板貼るのも楽ですな。

作成中一番難易度高そうだなぁ…と心配してたのがここ。アンクルアーマーの後ろ側に回り込むこの部分。

最初は前後に分割してマルイチモールドの辺りで組み合わせる機構を考えたりしましたが、加工精度がやたら上がってしまうので断念。足部分を外してから取り付ける第二案を採用。

取り付け時のクリアランスギリギリラインを狙いたくもあり「まずは位置関係調べて、その後加工するか」とプラ板切り貼りして試作してたら何故か本番使用に足る感じに一発で整形完了。同形に切り出したわけでも無いのに何故歪まずに…自分の加工技術が怖い…

この後肩バルカン加工やバックパック加工があるんですが写真を掲載するスペースがないw (写真増やすとガンスタさんのサーバー負荷が…)

何というか、やってることはプラ板貼って削るという単純なことです。真っ直ぐな面を出すのがめんどくさいからプラ板加工してるだけで、同様の加工はエポパテなんかでもできるでしょう。最終的にヤスって仕上げるのは同じですし。

足りない分貼って、貼ったら増えすぎたボリュームは削り落とす。目指す形と違う部分を見つけたら、単純な形に一度分解してどーしたら目指す形になるか考える。

恐らくこの「複雑な形を一度分解して単純な形の集まりとして捉え直す」という部分が難しいだけで、分解後の形は単純なんだから作るのは簡単なんですな。プラ板やパテでのセミスクラッチなどはこんな感じで、「めんどくさいだけで難しくは無い」逆に言えばやたら難しく感じたり実際に難しい加工を「しなければならない」なら、単純な形への分解の仕方が悪いが、分解しきれてないだけでしょう。作業自体は目標通りに切断し、削り、貼り、組み立てるだけ。みんな難しいと思ってやらない/手を出さないだけで、割とやればなんとかなる。陸ガンのパラシュートパックなんて「あんなの自作しちまえばいーじゃん」ですよ。

で、やると気付くと思います。真っ直ぐ切り出し、平らに切削し、曲面を構成し、形を正確に把握して単純な形に分割すること、量感を正しく把握して組み上げ後のバランスを整えること…単純な作業だからこそ精度を出すのは難しい。誤魔化しが効かない。

アウトラインが単純なものを綺麗に仕上げる方が難しいと、私は考えています。

慣れたら楽しいけどね! ちまちま細かく作業の段取りして加工計画立てて「ビシっ」と決まると有頂天になれますわ。

そもそも加工費が安い!w

プラ板プラ棒なんかでできるから材料代1000円行かないぞ!w

HG以前のガンプラ改造してたおっさんらは、こーんな感じでガンプラ作ってたですよ。今回自分の小・中学生の頃思い出しながら作りました。小・中学生でも腕に覚えがある連中はここまでやってたですよ。

今では失われつつある風景かもですなぁ。

シュリニヴァーサ・スン 少尉

Srinivasa

ムンバイ出身。幼少の兄弟を養う為に富裕層向けヨーガ教室の下働きしてたら門前の小僧がヨーガを大悟してインド西部のグルの下に送られる。ヨーガ教室開けたら生活が楽になるとヨガの修行してたら毎度おなじみ印パ紛争が勃発し、グルと共にスナイパーとして戦争参加(13歳)

その後紛争介入した地球連邦軍に現地ボランティア(義勇兵)として戦時任官。グルは死亡。グルの死と共にニュータイプ能力が覚醒して「言う事聞いたら少なくとも死なず、存分に働けば勝利が確約される」という事で連邦軍歩兵隊の中では知る人ぞ知る存在となる。

ジムの正式配備と共に歩兵隊が再編され機械化歩兵隊に配属。給与は全額実家に送るが妹が行方不明になっていることを知る。MSの操縦はさほど上手く無いが射撃センスは抜群でセンサー有効範囲外への射撃という神業を見せるが、当時は連邦軍内にニュータイプ研究施設は無かった…

ジムについて抑えておきたいいくつかの事柄


某所で劣化ガンダムとか最弱とか言われてしまっているRGM79であるが、あんまりにも無茶な言説が多いのでいくつか説明しておきたい。

劣化/簡素化/廉価版ガンダム

ガンダムが主力であくまでジムが廉価版だというなら、所謂「ハイ/ロー ミックス」でガンダムが一定数量産配備されている筈である。RXナンバーズは恐らくアメリカ航空機のXプレーンズと同じ技術検証機で、実際初期プロットでは「ガンダー X78」とか名付けられてたりする。つまりあれはライトスタッフのベルX-1とか何でかエリア88に出てきたX-29と同系統の実験機なのである。それ故に初期段階では2〜3機しか作られていない事になっていて、ガンダムの運用データはジムにフィードバックされる。つまりジムはガンダムの廉価版ではなく単純にガンダムの運用データや運動データなどを転用した別機体に過ぎない。歴史的にはその後なんか色々バンダイがガンダム商売するにあたり1st劇中で(ガンダムの抜きん出た主役機としての活躍を描くため)ジムがボコられるシーンが多く、これを主役にするのはちょっと…という事で「後付けガンダムさんズ」が大量発生してあたかもハイ/ロー ミックスみたいになっただけで、連邦軍主力MSはジムである。戦車で言うなら90式、M1A1、ルクレルク、チャレンジャー、メルカヴァだ。

そして戦争ではワンサイドゲームになるようなことは滅多に無く、必ず自他双方に損害が出る。どんな高性能兵器でも基本的には一定確率で損耗するのだ。(例外処理としてF-22みたいなアホアホメカもあるにはあるが)

ジムが破壊されるのは当たり前。それが戦争だし、必要なのはキルレートだ。ガンダムが最後まで大破しないのはガンダムって名前のアニメだからであり、主役機のご都合主義の産物に過ぎない。その観点がない「ジムはガンダムの劣化、廉価、とにかく劣ったものである」言説は、実のところ鞍馬天狗や月光仮面、或いは黄金バットに興じるお子様と大差無い感性である。

最弱のジム

…えー。

そのー

地球連邦軍の対MS戦最弱機体はボールさんなのでは…

そもそも、1st TV版では最強も最弱も「いわゆるMS」として地球連邦軍に正式採用された機体はジムしかない。最強も最弱もねーですよ。ガンキャノンは兵科として部隊支援砲兵だし、機動歩兵はジムしかいない。ガンダム強いのは7割ぐらいアムロのせいだし、アムロが乗るとジム強いぞ。機体軽いからガンダムより推力比が良好だし、マグネットコーティングしてバズとライフル持たせりゃ装甲の脆弱さはニュータイプよけでカバーできる。輸送機でもMS潰すマンを舐めてはいけない。

大戦期全体を見渡しても、ザク(旧ザク)、ザク2が0079の8月ぐらいまでこの世の春を満喫していた訳で、その後ガンダムが大地に立った9月中旬以降一気にMSの種類が増えた訳ですね。ジムの量産配備が10〜11月ぐらい、恐らくほぼ11月。1年戦争の実に2/3の期間無敵を誇ったザクシリーズを圧倒できる性能を持って戦場に投入されたと。

兵器を単独性能で比較する愚は避けるべきだが、ジムはザクの性能を凌駕しているのは衆目の一致する所である。また、戦争末期は9月中旬以降ジオンの有名MS乗りが何故かガンダムにイヤーグワーされまくった結果としてジオン側のMS乗りの平均練度がダダ下がりした。まるでWW2末期の日本軍である。

様々な要因があるのではあるが、結果的には連邦軍の「耐えて耐えてジム揃えて大反抗、ジオンに勝つ」作戦は成功した。連邦軍の冷徹な戦況分析、必要性能の機体を必要数揃えて戦場にデリバリーするロジスティック、ザビ家の皆様のフリーダムさなどもある訳だが結果的にジム量産したから勝ったのになんで最弱扱いなのか…理解に苦しむ所である。

クロスベースの使い方


LEDユニット含めて3万円ぐらい投資してるのに、正味あんまり活用出来てなかったので使い方工夫してみた。

クロスベース自体は発売後直ぐにJoshinで買ってクリスマスツリーで遊んだりしてたんだけど、その後ACアダプタを紛失し、昨年のビルドダイバーズコンテストではLEDユニット組み込んでから光り方確認しようとした段階で詰んだという誠に情けない状態に陥った。

ビーマス君、マジで済まんかったな…

スネとかサフを吹いて光の透過を防ぎ、スラスター部は成型色なのは実のところスラスター部を薄く切削してあり裏側からキョーレツなクロスベースのLED光を透過させるつもりだったんだ。あと膝アーマー裏を塞がなかったのはあそこ光らせて反射で大腿部を光らせるつもりだった訳で…(後出しジャンケンで本当にもーしわけない!)

時は流れて。

この間机の後ろに落ちたパーツ探してたらクロスベースのACアダプタ発見したので、平成と令和の境目でちょっと遊ぼうと思ったのね。

RGM79-I

平成最後の作品でーす! としらばっくれて何もしてないものを出す。一応クロスベース仕込んでることは示したが、イマイチパッとしないの選んでな!

RGM79-I スーパーぴかぴかタイム

令和バンザーイでーすw スーパーぴかぴかタイム(S.P.T.)でぃーっす!

直接光と間接光を組み合わせて「面で光らせる」というのをやりたかったと。先のクリスマスツリー画像でも分かるが、ある程度光量のある場所(明るい場所)でも光ってる用に見せるためにクロスベースはめっちゃ明るい。明る過ぎて暗い場所で光らせると細部が飛ぶぐらい明るい。これに対する私の回答は「じゃあ間接照明にしたら良くない?」だったと。

光という物は何らかの形で目に入って来ないと見えないものである。例えば真っ暗な夜(新月など)に夜空に向けて懐中電灯照らしても余り明るくならない。光は直進して目に入らないからである。光が何かに当たって反射し、それが目に入るとようやく光が見える。その際に赤い光の波長を良く反射する面だと物体は赤く見え、青を反射したら青く見える。色というのは可視光の中の特定の波長を反射するもので、白というのは実質可視光域の光を全部反射するから白いのである。

このモデルが全体的に白いのは、青い光で照らした時に青く見えるようにするためであった!

更に実験は続く。

先のモデルではガンプラ関節内にLEDユニットを練り消しで固定したが、別に見えなきゃガンプラ外部に貼り付けても良いのではないか?

貼り付ける必要もなく、見えない所に置いて反射だけ拾えば…忿怒のペイルライダー

ツヤテカ塗装の弱点である「周りを映しこんでしまう」も使いようだなぁと。

反射させるものは別にガンプラではなくとも良い。例えばタバコの煙(微細な粉末であるよ!)だと…

タバコ吹き付けるタイミングがズレるので少々むせながら撮影してたんだが、iPhoneにはバースト連写機能があったんだなぁ(とおいめ

まだ透過の利用や光ファイバーを使った電飾はやっていないが、まだまだ工夫の余地はある。クロスベースは少々お高いのだが、各地の模型製作スペースでなんか借りれたりするみたいなんで一回借りて試してみるというのはどうだろか。何回か行ってるものの見たことないからやめちゃってたりするかもしれんけど。(秋葉原工作室あたりまでなら私物のベース持ち込んでもいーのだが…)