無いこたー無いと思うんですよ?
まず、金型があるというのは、でかい。あれ作るの金掛かるから。一回金型を起こしたという事は、それがどんなものであれ「出来るだけ金型を使ってイニシャルコストを回収したい、あわよくば回収完了した金型を使いまくって濡れ手に粟でウッハウッハしたい」と考えるのは自然である。
問題は、一般流通の経路を考えれば分かる。問屋と販売店、大規模チェーンなら購買部だ。この人らは数売ってなんぼなんで、毎日毎日POSデータやら各種の反応を見て状況判断する。そして恐らく彼らは物流やマーケティングのプロではあるが、ガンダムという物語の方にはあまり詳しく無かろう。おもちゃやホビー全般が担当だろうし、私だったら趣味に走るガンダム好きをガンプラの仕入れポジには絶対置かないw
実際今私がやってる事ではあるが、一人二人そのキット10個とか買うマニアを作るより、コンスタントに書い続ける人を1000人でも2000人でも作っていく事、そしてそんな賛同者を増やす事ができるインフルエンサーだのグルだのエバンジェリストだのを生み出していく事だと思う。
まず、一個買ってくれることを喜び、彼の慧眼を褒め、同好の士を暖かく迎え入れて「二個目、三個目を書いたくなるように仕向けるである」プレバン商品だけだと難しいから、例えばリゲルグを一般販売まで引き摺り下ろしたいならリゲルグをプレバンで買うだけではなく、ゲルググやシャアゲル、ゲルググキャノン、マリーネだの「リゲルグ売れるかも?」と購買担当騙せるぐらいのPOSデータを提示するである。アクシズ縛りとかそういうのでもいいし、ゲルググ多々買いさせる為にゲルググ渡されたジオンの学徒兵(当然同じクラスの奴で小隊どころか中隊ぐらい組めるぐらい動員されているであろう!)の物語を作りながらひたすらゲルググ作ってもいい。
私がガンスタさんに登録して一年ぐらい経過しているが、投稿作品30ある中で実に22の作品がアサノ大隊及びその関係の作品であり、そも最初期は中隊ぐらいの部隊規模を考えてたのに今では連隊規模までスケールが広がったのは、途中から割とマジでジムを流行らせリバイブジムまで漕ぎつけようかと画策し始めたからである。やられキャラだってんで割とフリーダムかつなーんも考えてなさそうな公式設定をむりくり繋げていくように設定補完を考え、一貫したジムの開発史を模索し、ジムの魅力を掘り起こしながらジム好きを増やし、皆にジムを買わせ、実際ジムは売れるのだというデータ作りに利用させて頂いている。50でも100でも作るし、それぞれそれなりに見栄えするように作りつつ、フォロワーが真似したくなる「手軽な改造」を推し進めて行く所存である。(ジムカスでやって見せたようにある程度大掛かりな改造もできなくは無いが、かったるいし時間かかるし真似する気起きないだろアレ…プラ板使った腹の延長とかもその内記事書くわ…)
道が無いと嘆いてる暇はない。道が無いのは当たり前、今自分が道を作ってる最中なんだから。それを多くの人が踏み固めて始めて道になるのだ。プレバンから一般販売への道も今は見えないかもしれないが、道なんてもんはそっちに向かう人の流れが出来たら自然と形成されるもの。皆で歩き続ければいつの日か必ず道はできる。
なお、私は約一年でジムコマ宇宙型を5〜6個、ジムコマコロニー戦を1つ、ジム寒冷地型3つ、ジム4つ、ジムスナ2を3箱…とあの辺のガンプラ月一以上のペースで書い続けている。ミキシングしたりするからフルアーマー3号機とかフォーエバーガンダムなんかも買いあさっているけどな!