昔、私はこんな感じだった


そもそものメタルフィギュア慣れ始めの話でも。

高校進学したその日、後に悪友となるS根は机の上に「ゲーマーホイホイ」を乗せてニヤニヤしていたのである。そのゲーマーホイホイこそ「D&D赤箱(日本語版)」であった。
あのプルトニウム貨とか伝説的な和訳で彩られた伝説のゲームである。(プラチナ貨がなんでプルトニウムに化けたんだ・・・・orz)

で、そのホイホイに釣られてゲーマーが4-5人釣れる訳だ。県内有数の進学校でありメガネ君がぎょーさん居たウチの高校ですらこの様である。当時コンプティークではロードス島戦記とか超流行りでしたし、元々モデラーだった私もHobby Japanの別冊のTacticsがTRPG方面に傾倒して行ったのでやっぱりその辺興味があったのだ。

で、実際ゲーム始めるんだけど・・・・・古来からの教え通り、「まずコボルドから始めよ」「基本ダンジョンは3LDK」「10fの棒は命綱」等を経験しつつ、最初は紙に自分らのいる所を書き込んだり、ホワイトボード用のペンで位置確認したりする訳ですね。そして進学校の生徒だった我々はタクティカルかつ理論的に推論してコボルドの居るというダンジョンの前で生木燃やしてコボルドを燻すとか、いわゆるマンチキン道に片足突っ込んだりなんかもした。

そして次の段階が、メタルフィギュアであると。
それぞれの位置把握するのにマーカーでやるのめんどくさいしアレだと。そこでみんなして「メタルフィギュアぎょーさん置いてるらしい」って蕨のだるまや模型店に出かけて行った訳ですよ。
各人思い思いの「自分のキャラっぽい人形」買ってな。

んで、おいさんが厚紙でフロアタイルを自作し、みんなでフィギュア持ち寄って遊ぶ。実際例はこんな感じ

いやー

燃えますネ!

で、一回は自分のお気に入りのキャラとして駒を選ぶんだけど、だんだんだんだん欲が出て来る。だるまやの在庫も結構物凄い物があったんで、私なんぞは暇見てはだるまやに行ってメタルフィギュア物色してた。
ヘラクレスを買って来ては「マッスル関口(本校数学教師だが、ボディービルが趣味)」としてゲームに出したり、まー内輪受けも楽し。

で、ある時思うンよ。
このサイズでこの造形は確かに凄いがアニメ顔とか無いし、そもそもこいつら頭でかいし。
かつて磨いた模型技術で、これぐらいのサイズのフィギュアとか作れんでねーの?

で。作る。

超受け。

そんでゲームに出すボスキャラをフィギュアで造型したり、私がマスタリングする時のPCを全てキャラ化したりして遊んでました。それがフィギュア自作の慣れ始めでございます。
当時は目玉を入れる根性も何も無かったんで、出来栄えとしては先に作ったWivちゃんみたいな「大体の形」がとれている物ばかり作ってた。
今回作ったブラックソーン閣下で、ようやく当時のレベルから一歩先に踏み出した感じ。

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