綴り合ってるかな?
ある程度カンが戻ってきたので現在Ultima Online内で王様と言う事になっているロード ブラックソーン閣下でも作ってみるでござる。
閣下は特殊キャラなので専用PD(キャラ絵)があるのだ。
専用キャラ絵があるなら服装さえ似せておけばこっちのもんよ！ (汎用部品の組み合わせのキャラだとなかなかそうは行かないのだ)
まず、元絵。
偏立って訳でもなさそうだ。何か左ひじの角度が良く分からんな。そもそもこれ何してるポーズ? どんなポーズなの?
でも、そんなの作ってるうちに気が付くかもしれないのでてきとーにGoだ！
まずは手元にあるエポパテ棒とかエポパテ箱で大体の寸法を切り出す。採寸に使ったのは左側のバシンマン。こいつをゲージにして足とか切り出してくっつける。で、大体のポーズ取らす。
元絵を気にしながら(見ながらではない、「気にしながら」だ!)グワッシグワッシと人間の体を粗く削り出す。
削り出す過程でなーんか肩の角度おかしーなーと思えば貼り付け直し、角度おかしくね? とか思ったら角度を治す。ここで大量に瞬間接着剤が消費される。(1体作るのに大体1g、標準サイズの瞬間接着剤だと2体分・・・)
大体出来たら下の方から作ってく。今回のモデルはどーも下半身にプレートメイルを装着しているらしく、団子虫状の鉄の靴(サバトン)が裾の方から見えているので、団子虫状にナイフで削る。パテ盛って3-4時間するとそこそこ堅くなるので、その時点で彫ってしまおう。綺麗に仕上げするのは完全硬化後で良い。
スカートと言うか袴の様な部分は、中にもう一枚隠れてて足を見えない様にしている様なので、まず最初に足の間にパテ詰めて中側の生地を再現し、その上に左右のスカート部を盛る。元絵には無いがスカートがストーンと落ちてるだけだとのっぺりして見えるので少ししわを入れてみた。
全体のバランス確認の為、転がってたパテの塊を拳部分に見立てて付けてみる。
なーんつーかこれはアレか。左腕でマントを後ろに追いやってる感じか。
ざっくんこざっくんこと盛ったり削ったりを繰り返す。装甲なのかお洒落なサーコートなのか分からんが、上着に当る部分はキルトみたいな凸凹あるので柔らかいうちに何度かなぞってアタリを取っておく。削るにしろナイフでの彫刻にしろ、アタリがあればやり易いし、柔らかい状態のパテならやり直しできるしね！
んで、腕の肘のあたりのしわ作って、ガントレットの部分(少しオーバースケール気味にしてある。後で削る)を盛り、肩アーマーとか作り込み。大体でえーんじゃ、大体で。
基本は大体のボリュームを与えてから細かく削って行く感じ。このボリュームを付ける段階で如何に最終形に近付けるかが手早くやるポイント。ボリュームが多過ぎると削るのかったるいし、少なければまた盛る事になるし。
ポーズ決めた時から想定してるんだけど、今回のモデルは多分・・・・シリコン型で複製作れると思う。
予算とか根性あれば、だけど(シリコンゴム500gぐらいと注型する素材であるホワイトメタル、油粘土的な何かとバリアコートと呼ばれる保護材買わなアカン)
一回型作って10-20個ぐらい作れれば上等だなーって感じ。一体コスト500-1000円ぐらいに抑えたいね。
Wildcat Factory 